正保絵図
【正保2(1645)年作成、市立米沢図書館所蔵】
標高278mの緩やかで歩きやすい峠である。
峠の名前は頂上近くの萱野原から付けられたものと思われる。
玉川に掛かる「玉川大橋」は上杉藩時代に「越後街道の三大橋」と呼ばれ、木材と藤蔓などを用い橋が造られたといわれ、今でも橋脚跡が見られる。
古道の全長は3.7kmであるが、2.7kmに敷石が埋もれているといわれている。平成19年から「萱野峠敷石惚れ掘れ探検隊実行委員会」を組織し掘り起しを進めており、今まで1/4強掘り起こしている。
享和絵図【享和2-3(1802-3)年作成、 米沢市上杉博物館所蔵】
最も冷涼な環境に適応する種
で北海道から九州にかけての
冷温地域に分布し、山の谷筋
などの湿った場所に自生する。
京都府井手町の玉川で見つか
ったためこの名がついた。
EF
G
D
C
B
A
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絵図【年代不明、高橋康氏所蔵】
、
G水路跡
玉川鉱山の
採掘が盛ん
なころ、田ん
ぼへの治水
を目的として
岩盤に水路
を掘った跡で
ある。
D姥杉
天然木の杉で、1つの根から何
本もの幹を出している。
敷石は凝灰岩が多く、殆どは自
然石が敷かれている。
平成19年より峠の敷石を地域の宝ものとして、「玉川地域振興協議会」が中心となって「萱野峠敷石惚れ掘れ探検隊」を開催、町内始め県内外からの参加者を募り掘り起しを進めてきた。
敷石区間はおおよそ2.7kmであるが、今まで1/4強掘り起こしている。足野水側では写真のように素晴らしい”宝もの”が百数十年ぶりに顔を出した。終わってからの地元のお母さんたちが作る手料理は、また格別。